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執筆者の写真Chicago Samurai

極上のクラシックを無料で楽しめる「グラントパーク音楽祭」。2025シーズンラインナップ発表。



グラント・パーク音楽祭  

シカゴに夏の到来を告げるクラシック音楽祭「グラント・パーク音楽祭」の、2025年シーズンが発表された。

期間は6月11日~8月16日。ダウンタウン、ミレニアム・パーク内のジェイ・プリッツカー・パビリオンで開催される。新芸術監督・首席指揮者ジャンカルロ・ゲレーロ(Giancarlo Guerrero)を迎えてのこれが初シーズンとなる。



今シーズンのハイライトは、ホルストの「惑星」( Holst's The Planets) ラヴェルの「ボレロ」(Ravel's Bolero)チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲 (Tchaikovsky's Violin Concerto )、 オルフの「カルミナ・ブラーナ」(Orff's Carmina Burana)ブロードウェイの「ロジャースとハマースタイン」(Broadway's 

Rodgers and Hammerstein)、シカゴの独立記念日恒例の敬礼(Chicago's annual Independence Day Salute)など。 



(c) Carol Fox and Associates Public Relations
新芸術監督・首席指揮者ジャンカルロ・ゲレーロ(Giancarlo Guerrero)

シカゴ - グラントパーク音楽祭2025シーズンは、グラントパーク管弦楽団と合唱団により6月11日から8月16日までの10週間、最も人気の高い楽曲や新曲を中心にした多彩なクラシック音楽プログラムがミレニアムパーク内のジェイ・プリツカー・パビリオンと市内各所で予定されている。


コンサートはすべて無料。ほとんどが水曜と金曜の午後6時30分から、土曜の夕方7時30分からプリツカー・パビリオンで開催される。

(※ 6月26日と30日はウスショア・カルチュラル・センターでグラントパーク・コーラスとの2回公演、6月27日と28日、8月1日&2日はハリス・シアターで4回公演、7月3日はプリツカー・パビリオンでの公演、7月5日は公演なし)。

全スケジュールはgpmf.orgに掲載されている。




※グラントパーク音楽祭

シカゴの夏の風物詩として、90年以上にわたり世界一流のオーケストラと合唱団によるクラシック音楽を提供してきた無料の音楽祭。ミレニアム・パークにあるジェイ・プリツカー・パビリオンは、グラント・パーク音楽祭の公式ホームであり、すべてのコンサートに自由席が用意されている。


※ジャンカルロ・ゲレーロ

ナッシュビル交響楽団と20数曲の新作を初演、22枚のアルバムをリリース。これらは、グラミー賞(GRAMMY® Award)に13回ノミネート、グラミー賞(GRAMMY® Award)を6回受賞。若手作曲家の育成に力を注ぐゲレーロは、作曲家アーロン・ジェイ・カーニス(Aaron Jay Kernis)とともに、ナッシュビル交響楽団が若手作曲家のために年2回開催しているコンポーザー・ラボ&ワークショップ(Composer Lab & Workshop)の創設も指導した。

ゲレーロはシカゴ交響楽団、ボストン交響楽団、ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団、フィラデルフィア管弦楽団など、北米を代表するアンサンブルと共演してきた。国際的にも、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、オーストラリア/ニュージーランドの著名なオーケストラと演奏を続けている。

さらにゲレーロは、最近ポーランドのNFMヴロツワフ・フィルハーモニック(NFM Wrocław Philharmonic)の音楽監督を6シーズン務めた。これまでにクリーブランド管弦楽団マイアミ・レジデンシー(Cleveland Orchestra Miami Residency).とリスボンのグルベンキアン管弦楽団( Gulbenkian Orchestra)の首席客演指揮者、ユージーン交響楽団( Eugene Symphony) の音楽監督、ミネソタ管弦楽団(Minnesota Orchestra)の副指揮者を歴任している。2024年10月にグラントパーク音楽祭の芸術監督兼首席指揮者に就任。同音楽祭の2025年シーズンは、ゲレーロにとって同音楽祭での最初のシーズンである。



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